ぬーこ

ALWAYS 三丁目の夕日のぬーこのレビュー・感想・評価

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)
3.7
原作 西岸良平
監督 山崎貢

実家でおばあちゃんと鑑賞👵
セリフ聞こえなくなるくらい、めちゃ解説してくれた笑。テレビが来た時の話懐かしがってた。

昭和33年の東京の下町が舞台
売れない児童作家の吉岡秀隆
青森から集団就職でやってきた堀北真希
堀北真希のボロ自動車修理会社社長堤真一

もっと説教くさい話かと思っていたら、そうではなく、貧乏ながらも各キャラが嘆くばかりじゃなく、前向きに生きてるのがいいなあと思った。当時の人、労働意欲凄いあるよなあ、恥ずかしい。
最後にまたお姉ちゃんのライスカレー食べたい、きっといつか食べられるよって結びは良いなと思った。

売れない、甲斐性なしの独身作家がある日全く知らない子供を押し付けられる。最初は煩わしくて堪らないが一緒に暮らす中で愛着が湧き、愛情が生まれる。
世捨て人が俗人化していく、言い方によっては人間っぽくなっていく。これで吉岡が別の仕事し夢を諦めたら、つまらんし納得いかないんだけど、須賀健太が作家である吉岡に憧れてるって設定により今後も執筆活動を続けていくっていう理由付けになるし良かったと思う。

こういう東京が日本があったんだなあと平成生まれなのに懐かしさを感じてしまう。確かに小さい時は近所に駄菓子屋さんや戦争経験した人がそこらじゅうにいた。

我が青春のアイドル、堀北真希(ロクちゃん)が素晴らしかった。上京したてのところ、シュークリーム食べてお腹壊しちゃうところ可愛い。

須賀健太くん良かったな。サンタのシーン良かった。ひとにやさしく思い出す。

淳之介と一平が、淳之介の母親探しに行って、でも店の前で母の男に拒絶され、帰れなくなる。一平の母が縫いつけていたポケット(困った時のお守り)に入ってたお金で帰る。母に会えなかった日に友人の母の愛情を感じるというのが残酷。

戦争にも行ってないくせに
ロシア文学も読んでないくせに

里心。

まあ大したことじゃねえか
元の俺に戻っただけだよ

2020.3
ぬーこ

ぬーこ