このレビューはネタバレを含みます
なんてほっこりするいい映画なんだ…。
昭和33年、今より全然不便な世の中だったけど、人々の心は今より全然近かったんだな。
大人もあだ名で呼び合ったりとか、
一家にTVが来ただけで、近所のみんながお祝いに押し寄せて、みんなでプロレス観戦しちゃうとか。
冷蔵庫が来たときの、氷屋さんの切なそうな表情がなんとも…笑
なんといっても忘れられないのは、茶川くんがヒロミさんにプロポーズするシーン。
お金がなくて、指輪の箱しか買えなくて、それでもいつかきっとこの中身はプレゼントするからって必死な茶川くんに、左手を差し出して、
「つけて。その、いつか買ってくれる指輪…つけてよ」
って言うヒロミさん。
指輪をつけるふりをしてもらって、左手の薬指を電球の明かりに透かして、「…きれい」と涙をこぼしながら笑うヒロミさん。
なんて美しいシーン…😭✨
素敵な映画でした、年の瀬にまた観たい。