マーくんパパ

ヒット・パレードのマーくんパパのレビュー・感想・評価

ヒット・パレード(1948年製作の映画)
3.6
堅物教授たちの音楽編纂事業にジャズ・ブギ・ブルース等の現代音楽が研究未領域だと気付き教授ダニー・ケイが街に繰り出す。街のあちこちクラブでジャズ界巨匠たちが奏でる聴いたこともないスィングにメモ取りながら聴き入るD ・ケイ、そして音楽院に皆んなを呼びいよいよ研究に熱が帯びセッション繰り広げる一幕が本作の見どころ。追われているヤクザの情婦ヴァージニア・メイヨのクラブ歌手が身を隠す為に音楽院に居座りウブなダニー・ケイが恋に落ちていく本筋部分はどうも退屈。トランペットのサッチモ、サキソフォーンのチャーリー・バーネット、トロンボーンのトミー・ドーシー、ヴィブラフォンのライオネル・ハンプトン、音楽院側に混じっているクラリネットのベニー・グッドマンらの錚々たる面々を集めたところに価値ありの一編でした。