ヒット・パレードの作品情報・感想・評価

「ヒット・パレード」に投稿された感想・評価

白

白の感想・評価

3.5
ベニー·グッドマン、トミー·ドーシー、アームストロング、ライオネル·ハンプトン、チャーリー·バーネット、メル·パウエルの豪華共演。
ビリー・ワイルダー&チャールズ・ブラケット脚本の傑作喜劇『教授と美女』を、ハワード・ホークスがセルフリメイク。ワイルダーは監督進出の参考として『教授と美女』のホークス演出を見学していたという。

元ネタは百科事典を籠って編纂する世間知らずの教授たちの元に、ギャングの娼婦が身を隠すことで巻き起こるラブコメ。教授=7人の小人。娼婦=白雪姫で、アダルト白雪姫というエスプリの効いた話。ディズニーでは作れない白雪姫。アンモラルだが洒落ていてエロくはない。

リメイク版は、音楽辞典編纂のミュージカルに上手くアレンジしている。
辞典編纂の為にダンスやミュージックホールを教授が取材、流行りの音楽研究の為にミュージシャンを集めるので、歌のシーンは整合性が取れている。歌手でもないギャングや教授が意味なく突然歌うという、ミュージカルにありがちなことはしない。集まるミュージシャンが当時の本物、ベニー・グッドマン、トミー・ドーシー、ルイ・アームストロング、ライオネル・ハンプトン、チャーリー・バーネット、メル・パウエルらで、彼らがジャムセッションする夢の競演。ベニー・グットマンが教授の一人で「その名前聞いたことあるな」とボケながら、本人の代役で演奏するシャレ。サッチモの歌声(もちろん変顔)も聞ける!!

そう言いつつ音楽に詳しくないのとバーバラ・スタンウィックが良いので、オリジナルの方が好きだ。世間知らずのお坊ちゃん教授はオリジナルのゲイリー・クーパーの方が適役とも思う。
しかしラストの演奏による振動を使ったギャング撃退は、オリジナルよりもスマート且つハラハラさせるし演奏の盛り上がりが楽しいので、クライマックスに関してはこちらが上かなと思う。

精密なワイルダー脚本を音楽の話にイジった為に、所々狂いがある。
音楽教授なのに相対性理論で盛り上がる。(元はあらゆるジャンルの教授を集めてるから成立する)
ヒロインが分厚い本の上に乗ってキスする。(元はクーパーが長身でスタンウィックが小柄だからこそのギャグだし、本の虫の教授が大事な本を踏みつけられてキスという、学問より恋というのが面白いのだ。本から音楽に移されてるからピントがズレてる)
まあ、そういう小舅発言はともかく、元々面白い話に音楽のオマケをつけた秀作。
HAYSIAN

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4.6
ホークス監督作『教授と美女』のセルフリメイク。より良作なのは前者だが、音楽映画、コメディとしての楽しさはこちら。

白人たちが全く知らなかった世界、黒人音楽を知る。

アメリカ社会に多様性が生まれ出した変革期、音楽が繋ぐ人種を超えた楽しさは格別的だ。

ジャズシンガーほか黒人がメイン俳優として多数出演し、物語を動かしていくのもブラックカルチャーなのがこの時代としては画期的で、アメリカが多様性を認める方向に動き出してくるのを感じられる。
『教授と美女』のセルフ・リメイク。言語から音楽へ。主演2人、オリジナルに比べると格下げ感が…
神

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3.5
ハワード・ホークス監督特集II

セルフリメイクだけあって、やたら忠実なのが面白い。サッチモも素晴らしい。
magnolia

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4.1
前半のセッションが胸熱!

ジャズってどんなん、を研究するために本物豪華メンバーが次々と演奏してみせる、いやー、眼福、耳福
ライオネルハンプトンさんに「ベニーグッドマンなら弾けるぜ」と言われる"クラシック専門家役"のベニーグッドマンさんとか、煙草を指に挟んだままピアノ弾くメルパウエルさんとか…いやいや、凄いな!

『Ball of Fire』のリメイクとして言語研究→音楽研究の変更以外、ストーリーはほぼ完コピ、がゆえに中盤は音楽を離れた展開になるが、次の演奏への期待で話に集中できない、残念
とはいえ主人公のダニーケイさんは本家よりコミカルな教授で演奏に負けない賑やかさを演出していた

出だしのラジオの問題が難しい…
や

やの感想・評価

-
前作と続けて。好きなシーンがこちらでは見事にカットされているのが悲しいところだが、言葉のかわりに音楽が主役となり、テンポの良さを生み出しているあたりは心地よい。ダニー・ケイもハマり役。

シネマヴェーラ
都合のいい筋書き自体がこの映画の音楽の魅力とリンクしてて最高!「七人の不器用な天使たち」に泣く。カラーで動くグッドマンとサッチモとライオネル・ハンプトン。素敵。

家に帰ってきたときに仏像あった気がするんだけど、あれはなんだろう?
ym

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3.9
幸せな気持ちになれる映画。
ジャズ詳しくないので、ルイ・アームストロングもそっくりさんがトランペット練習したのかと思ったら、ご本人だったんですね😆
他もそうそうたるジャズ・プレイヤーとのことで、音楽はもちろん演技のクオリティの高さにびっくり。

ストーリーは単純だけど、人間愛にあふれている。
Uan

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3.5
ヴァージニア・メイヨがダニー・ケイとキスするときに彼より背が低いから本の上に乗るじゃないですか。あれがいいんですよ(身長差の問題ではなく)。
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