マテ

魔界転生のマテのレビュー・感想・評価

魔界転生(1981年製作の映画)
3.5
キリスト教徒のはずの天草四郎が「エロイムエッサイム」や「ソロモン」などと言い出した時はどうしようかと思ったが、伝統芸能的な風合いも感じられてなかなか面白い時代劇だった。笑っていいのか悩むシーンが結構あったのもよき。真田広之さんの霧丸くんも初々しく、青く、かわいらしかったので満足した。
しかし、やたらと女性がヌードになるのは好きになれない。「脱がせる=劇的な映像効果」という考えに基づいているようにも見えるが、私の価値観で言うのならば「そういうのはよくないと思う」。とはいえ真田さんの過去作を見る上では、悪い意味で時代を感じるこうした描写は避けられぬものだろうから、諦めか寛容のどちらかを身につけねばと思ったりもした。
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