魔界転生の作品情報・感想・評価

「魔界転生」に投稿された感想・評価

これは無茶苦茶好きでDVDも持っていたのですが友人に貸して10年経って何故か突然返ってきたので鑑賞。

魔界に堕ちた剣豪、豪傑を妖刀 村正を持つ柳生十兵衛が迎え撃つというボンクラ魂を刺激される素晴らしい作品です。

山田風太郎はもっともっと評価されるべき巨人だと思います。
特にアニメや漫画などのサブカルへの影響は計り知れません。
彼が存在していなければ「Fate」も無かったかもしれません。

スーパーマン=クリストファー・リーブと並べても良いくらいの柳生十兵衛=千葉真一というハマり役が素晴らしいです。

それに対する魔界衆のメンツの見ただけで只者でない顔力と所作がいいです。
特に柳生宗矩役の若山富三郎の強者感。
ラストの燃え盛る江戸城での十兵衛との一騎打ちは僕的映画史上でもTOP20には入る名シーンです。

この濃い面子の中でも今作がジュリー版魔界転生と言われる様に沢田研二の天草四郎の存在感も特筆したいです。
真田広之とのBL的シーンには当時の女性ファンも沸き立ったのではないでしょうか。

原作をだいぶ端折っていますが今作以降、天草四郎がラスボス的な扱いになる作品も多く今作のビジュアルの影響は大きかったと思います。
KINJI FUKASAKU FILMS 48/60

説明臭い所が多々あるが、そのおかげで人物像がある程度はっきりするので、これは逆にありがたい部分でした。

沢田研二のオリエンタルな顔の雰囲気が、妖術使いの天草四郎と見事にリンクしていて素晴らしい。

江戸城に火が放たれてからラストまでは、本当に圧巻のシーンの連続で、深作時代劇の真髄を感じました。

燃え盛る炎の中での殺陣は、日本映画史上に残る名シーンでしょう!

(2003年のリメイク版は絶望的なクソ映画なのでレンタル時には注意!)

このレビューはネタバレを含みます

 島原の乱で殺された天草四郎が「エロイムエッサイム。古き骸を捨て」と怨念を唱えながら復活して日本を滅ぼしてやると。そのために現世で怨念を持ったメンバーを魔界衆を集める。
 千葉真一さん演じる柳生十兵衛VS魔界衆。そして何と言っても殺陣のカッコよさで見せていく映画でした。

 最初の30分以上は魔界衆集合のエピソードが繋がれていきます。このチョイスが謎で最初に甦るのが死んでいる細川ガラシャ。他のメンバーは全員生きてます。しかも魔界衆の動機が、宮本武蔵は柳生一族と戦いたい。伊賀の影丸は甲賀衆への復讐。柳生但馬守は息子十兵衛と戦いたい。宝蔵院胤舜は女とまぐわりたい。と全員バラバラ。
 そして天草四郎は公方様を色欲地獄へいざない一揆を扇動するという。これも復讐としてはまわりくどくないかい? というものでした。

 けれども主人公が魔界衆に勝てず、妖刀村正を作って。それでパワーアップして宮本武蔵たちを戦っていく。千葉真一さんVS緒方拳さんも熱い。
 クライマックスの若山富三郎さんの但馬守が乱心して大暴れする殺陣も凄いですし。千葉真一さんとの炎の中の殺陣も素晴らしかったです。

 そしてその後の天草四郎の戦いはあっという間で、エピローグがいっさいないのも驚きの角川映画っぽさで凄い映画でした。
、時代劇苦手だけどエンタメ性高くておもろい、沢田研二は厚化粧が似合うなあ
沢田研二、千葉真一、真田広之、若山富三郎、緒形拳、丹波哲郎。日本版エクスペンダブルズのようなキャスティング!(ここに志穂美悦子がいれば満点) ラストは実際に炎の中での殺陣が展開されると聞いて超期待して観たんだが・・・。
クライマックスに至るまでの下りが長い・・・。もうちょっとスマートな構成には出来なかったんだろうか?(特に宝蔵院のキャラは必要だったか?)
奇想天外な内容なんだから、「忍者武芸帖 百地三太夫」ぐらいぶっ飛んだアクションを展開してもよかったんじゃないかなぁ。
くろお

くろおの感想・評価

3.9
ラストの戦いのために全てが集約されとる!
それくらい終盤の戦いは熱くて凄い。息するのを忘れる程だった。

が、お膳立ての部分が退屈なんだよなぁ。キャラはみんなイカしてるし、オッパイはメッチャ出てくるし、魔界衆に対抗するために村正を打ったり、展開だけ見れば胸熱なんだが…
もうちょっとテンポが良ければ…
Nakato

Nakatoの感想・評価

3.6
時代劇連続
殺陣名勝負の一つ、焼け落ちる江戸城の中での対決は圧巻。最近のCGアクションに無い本物感が随所に見られる。どうしても、沢田研二=天草四郎時貞、千葉真一=柳生十兵衛に目が行くが、なんと言っても若山富三郎。流れるような動きの殺陣、あの年で舞うように飛び跳ねる軽やかさ。魔界に落ちてからは一切瞬きをしない演出。「役者っていうのはね〜」って感じでした。
期待した割に残念な仕上がりな感じが……。派手な、剣豪たちのアクションを期待していたが、この映画前半1時間くらいは「スーサイドスクワッド」を思わせるように、1人1人登場人物の紹介に費やしており、正直退屈だった。

予告にもあった剣劇も意外とあっさりと終わってしまい残念な気分に。画作りに力の入っており、すこぶるパワーを感じる映画なだけに惜しい気持ちを噛み締めずにはいられない。
nsd

nsdの感想・評価

3.2
 若山富三郎演じる柳生但馬守と千葉真一演じる十兵衛の死闘。これだけでも一見の価値がある。ただ、惜しむべくは、あっさりと勝負が付いちゃうところ。宮本武蔵との対決もしかり。もっと長く見たいんだけど・・・と思うけど、これくらいあっさり終わるのがいいのか。
仲間集めが魅力的じゃないところが結構もったいない。ルーティンワーク感あった。個々の役者は凄い魅力的だけにね。ジュリーはそりゃジュリーって呼ばれるわという華が凄いし、真田の初々しさもいいアクセント。



その幕切れ絶対死んじゃうだろ。
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