魔界転生の尽田のレビュー・感想・評価

島原の乱で無念の死を遂げた天草四郎が復活を果たし徳川に復讐する話。
原作は未読だけど「叛心十六歳」は読んでる。
あの原作が映画一本に収まるわけがないから仕方ないけど話は消化不良気味。ただ登場人物の存在感と演出でまあいいかと思える。
殺陣も演出も凄まじく、当時の資本力と力技でも頑張らなければ画が生み出せない環境の賜物か。特に終盤の江戸城の燃やしようは凄まじい。
最終盤の天草四郎の手が前半で見たものと違いすぎてあの時ばかりは業火を忘れた。