十二人の怒れる男のなまにくのネタバレレビュー・内容・結末

父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、十二人の陪審員が評決する様子を伺う話。最初は皆「この子有罪っしょ！さっさと帰ろう」みたいな雰囲気だったけど、一人が「もしかしてこれ無罪じゃない？」と言い出して事態は急転。そこから話し合いが続いていって、とても面白かった。私ははじめ、少年を本当にこのまま簡単に死刑へと進めていいのか話し合うものだと思っていたけど、話を進めていくとどうやら証言がおかしかったり証拠も不十分だったりといくつか有罪に対しての疑問点が幾つか出てきて、これ推理ものなんだ！と見方を変えた。最後はみんな綺麗に一致した意見を出したけど、実際少年が父を殺したから殺してないかは分からないといった形で終わったのが良かった。