yana

十二人の怒れる男のyanaのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
2.8
2.8(+0)

🙆‍♂️
・大人なスムーズな議論で見てて退屈せず
面白かった
(進行役がいて、それぞれ考えを述べて、何度も投票がなされていたり議論の進め方として素晴らしかった)
・ダレルことのない話運びと興味深い内容
シンプルに段々と今回の事件の違和感を感じる証言などが再考証されてサスペンス映画としても面白かった
・12人の陪審員がスラム出身のある若者が
実の父を刺し殺したかを議論する
最初は有罪11人、無罪1人の状況が
主人公の1人によってやがてその状況が覆る
単に「たった1人でも状況を変える事もある」と希望のあるメッセージとも受け取れるし
「明らかに有罪だろ証拠もある、さっさと有罪で終わりにしよう」に対し「疑問が残るから無罪にした、議論をして話し合うべきだ」と正しい主張を述べる主人公
セリフにあったが、この若者の判決がどうなっても彼ら12人に得も損もないが正しい行いをした主人公から状況が変わっていく
・当初有罪を主張する11人の中には
「さっさと終わらせたいから」「よく分からないが、有罪」とそれぞれ考え·思惑
同調圧力(行動)が見えたのも面白い
そして逆に無罪側が増えて逆転したときも
それが起きたのも興味深い
・個人に判断を任せるよりも多数で議論して決断を下す方が正しいとは思うが
同調圧力が起きてしまうということ
良くも悪くも同調行動が起きる時点で
正しくないということ
結局被告人が父を本当に殺したかはわからないが少なくとも議論の中で同調圧力·行動が起きる時点で間違ってはいることを疑似体験と共に教えてもらった映画

🙅‍♂️
・会議室の中(+トイレの中)だけでそこ以外は全く映らなく会話劇であるので
退屈に思える人もいる
yana

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