Megumi

十二人の怒れる男のMegumiのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.5
人生二度目の鑑賞。改めてすごい作品だと思った。いつの間にかグイグイと話に引き込まれていく。
最初は11人が有罪と確信しているのが、みんなで議論して証拠や証言を再検証していく中で、どんどんと確証が揺らいで行く。
また、みんなで話し合ううちに、当初有罪と言っていた人たちも、自分が偏見や自分のパーソナルな問題に影響されて、有罪と言っていることにも、自ら気付いていく。
陪審制とはこうあるべき、という模範を示している映画だし、この映画が実際に陪審員になった人たちに、どう自分は裁判に向き合うべきなのか、取り組むべきなのかを学ぶツールにもなってきたはずだ。
ヘンリーフォンダの演技も素晴らしい。
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