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ロミオ・マスト・ダイのBew666のレビュー・感想・評価

ロミオ・マスト・ダイ(2000年製作の映画)
3.2
昔懐かしい、B級アクション映画。
ストーリーは、よくあるマフィアとギャングの抗争がメインになるが、全体的にテンポが悪い。抗争をしっかり描こうとする姿勢は評価するが、無駄なシーンも多いので、展開の遅さに拍車がかかっており、途中で飽きてくる。

アクションは、カンフーに「マトリックス」でお馴染みのワイヤーアクションが加わった感じで、全体的にふわっとしてる。アクションシーンになると、無重力空間なのかと思うくらい、敵も味方もふわふわ浮くので、本格的な物を期待すると、肩透かしを喰らう。
見栄え的な面で言えば、カッコよく見えているのかもしれないが、アクションに現実感がないので、ジェット・リーさんを使っていても、良さを殺してしまっているのは勿体無い。

そんな中でも良かったアクションは、消防用ホースを、カンフー映画に出てくる、打根という武器のように使って敵を倒していく一連のシーンは、ザ・カンフー映画という感じで、とても見応えがあり良かった。
最後のボスバトルも、ワイヤーアクションと、トドメの一撃時に入る、レントゲン写真のような演出も相まってとても良かったが、手合わせの時間が短いので、そこは勿体無い。

色々不満点は多いが、昔懐かしい0年代初頭のB級アクションとしては、及第点なのかなと思うので、力を抜いてアクション映画を見たい時には、ちょうどいい作品だなと思いました。

🙇🏻‍♂️読んでいただきありがとうございます🙇🏻‍♂️
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