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眠狂四郎 殺法帖のkassyのネタバレレビュー・内容・結末

眠狂四郎 殺法帖(1963年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

時代劇。市川雷蔵による眠狂四郎シリーズの第1作目。
週刊誌に連載されて評判となり、剣豪小説ブームを一躍巻き起こした柴田錬三郎の人気小説を、市川雷蔵主演で映画化。
市井に暮らす無頼の徒・眠狂四郎はある日、加賀前田藩の奥女中・千佐の訪問を受け、彼女の命を付け狙う唐人の陳孫から身を守ってほしいと頼まれる。それを引き受けた狂四郎だが、今度はそんな当の陳孫から意外な事実を聞かされる。実は、豪商の銭屋五兵衛と手を組んで密輸業でもうけていた前田藩主の斉泰が、密輸業の証拠品となる通行手形を銭屋とその仲間の陳孫に握られたため、なんとか口実を設けてそれを取り返そうとしていた時代劇アクション。

円月殺法しびれます。強く賢く度胸と優れた状況判断、元祖ヒーローアクションな感じです!


2025年1月7日(火) 20:00~22:00[120分] トゥエルビ 「映画「眠狂四郎」シリーズ」

(ストーリー)
狂四郎が“巣”と呼んでいる大川端の船宿喜多川に赴く途中、手裏剣の襲撃をうけた。闇の中に姿を溶かしているのは伊賀者と知れた。迫る刺客を斬りすてたものの、ついに一人槍丸という小男を逃がした。冷たく無表情な彼が、常盤津の師匠文字若の離れに移ったのはそれから数日後のことであった。そこで加賀前田藩の奥女中千佐の訪問をうけ、命をつけ狙う唐人陳孫から護ってくれるよう依頼された。指定の清香寺に出向いた狂四郎は、意外にも陳孫から千佐が前田藩の間者であることを知らされた。怒った狂四郎は千佐を前に前田藩のからくりをあばいた。すなわち、前田藩主は豪商銭屋五兵衛と結んで大規模な密貿易を働いて巨富を築いた。しかし公儀への発覚を恐れ銭屋一族を処断し、復讐を企む銭屋の仲間の陳孫を抹殺するために、狂四郎に近づけたというのだ。全てをみやぶられた千佐は拒絶の姿勢を崩して狂四郎を誘ったが、狂四郎の胸の内は唯人間を品物同様に利用する者への憤りだけがあった。又も陳孫に誘われて河口迄来た狂四郎は、そこに死んだはずの五兵衛を見て驚いた。しかも金銭をつんで協力を要請した。狂四郎の虚無な眼はそれをうけながしたが、それを予期した陣孫は千佐を拉致し去った。前田侯にバカ気た茶番の決着をつけるよう迫る狂四郎は、江戸表から金沢へと追った。金沢には、千佐の出現以来狂四郎につきまとう槍丸が千佐の居場所とつきとめて待っていた。陳孫の許を脱出した千佐は九谷焼を営む蔵六の家に身を寄せて狂四郎を待っていた。又捨丸は前田家の命運を動かし、密貿易に絡む文書を秘めた碧玉の仏像の所在を探っていた。陳孫から奪った木筥は狂四郎の手に渡った。対い合う陳孫と狂四郎を捨丸が救い勝負はおあずけとなった。狂四郎は小筥をはさんで、千佐の出生の秘密を語った。前田侯は千佐の実父であり、母は出家しているという。北の海に面した砂丘の尼寺に馳けつけた千佐と狂四郎の見たのは、絞殺された尼僧の姿だった。陳孫と五兵衛のしわざだ。円月殺法と小林寺拳法の対決の時が来たのだ。

基本情報
ジャンル 時代劇 アクション
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963年11月2日
上映時間 82分
製作会社 大映京都
配給 大映
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