たか

台北に舞う雪のたかのレビュー・感想・評価

台北に舞う雪(2009年製作の映画)
3.0
 「愛する事と夢は切り離せない」という言葉が印象に残りました。
 ストーリー的に、夢のために、本音の愛に嘘をついて、偽りの愛へ進んで行くように映りました。そして、捨ててしまった本音の愛に対して、未練ではなく懐かしさを感じているようです。それはそれで良く、現実的な話ではあるのですが、どうもしっくり来ない部分でもあります。
 台北北部の小さな町・菁桐、良い所ですね。どうしても大作「海角七号 君想う、国境の南」と比べてしまいますが、台湾映画の素朴な部分は、ちゃんと描かれており、映像美的にも楽しむ事ができました。
 ただ予告編で観た雪が舞うシーン、あの雪の正体を知った時、ちょっとだけ浸っていた情緒から覚めました...。賛否両論ありそうなシーンです。
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