Chris

ゴーストバスターズのChrisのレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)
3.7
80〜90年代の映画は名作揃いだが、その中でも今もシリーズが続く名作中の名作だ。
初めて観たのだがいい意味で期待通りの作品だった。変な捻りなどなく無心で楽しめる作品となっている。
ギャグがふんだんに詰め込まれていて、くだらないが笑えてしまうアメリカのユーモアが味わえる。個人的に好きだったのはゴーストを初めて捕獲する際、急にピーターが「これやってみたかったんだ」と言ってテーブルクロス引きに失敗する場面だ。なぜ戦いの最中思い立ったのか謎だが、勢いの良さとメチャクチャな様が最高に面白い。こんなギャグが他にもたくさん登場するので終始笑って観ていられた。
それと別で好きなシーンはゴーストバスターズが新聞に取り上げられ、一躍有名になるところだ。彼らが愉快に邁進する様とあの有名な挿入歌が最高にマッチしていてよかった。
さらに当時のアメリカのファッションや自動車などの雰囲気も感じられていい気分になった。
またゴーストバスターズの服装、車、機械などの小道具の製作にも凝っていて、世界観をより独特なものにしていた。今のシリーズでも採用されるのが頷ける斬新でかっこいいデザインだと思う。
単純なストーリーだがシリアスなシーンも茶番にしてしまうコメディが本当に楽しかった。映画を通じて何かを伝えたい、何かについて考えてほしいという意図は全くなく、純粋に楽しませるための映画という印象だ。こういう映画が大好きなのでこの年代のコメディ映画をあさってみたくなった。もちろん次作や今のシリーズにも期待したい。
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