じゅげむ

戒厳令のじゅげむのレビュー・感想・評価

戒厳令(1973年製作の映画)
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怖すぎて泣いた バキバキのATG
軍人の亡霊に背後から見張られてるようなようなような

アウトプットしたいし 語りたいけど
大きな勘違いをしてるんじゃないかと自信が持てないので史実についてはなるべく語らない

久しぶりに詳しい人の
解説読みたいな〜と思った
読んでから感想を書くと
意味が無い気がするので
抽象的なことだけ残しておきます

三國蓮太郎演じる北一樹不気味すぎる

あまりにも文学的でまどろこしいものの言い方は恐れからくるものだろうと想像する

寂しい人だったんだろうと同情的になってしまう 

例えば革命を起こしたいと奮起する
若さ溢れる青年だったとしたら
彼の駒に進んでなったかもしれない

女だったら 彼の妻のように
一旦考えるのを辞めましょう
たくさん子をこさえて
考えても仕方ないことは
一旦置いておきましょうよと
笑って楽しく暮らしましょうよと
支えになりたいと願ったかもしれない

不穏すぎるレコードが廻り

「故郷を捨てた故郷を捨てた故郷を捨てた…」

こえーよ

とうの昔に国を見限ったという風に聴こえた

日本改造法案大綱を読んだ警察が
「ほぼ何言ってるかわからん」
被虐趣味で不気味と評価するシーンで
一般的な感覚が引き戻される

同じ血の通う人間を神だと祀りあげることの恐ろしさに震える

王族 貴族ということならまだしも
神の子孫かぁ 誰が言い始めたんだろう
ちょっと痛いというか 恥知らずじゃない?

気の狂う音楽とか絵とか小説があるそうです
これその類いじゃないですか?
(いい意味で…)

何の力も持たない自分が
現代だからこんなことも自由に言えるけど
当時だったらと考えたら泣いちゃう
見えないものが見えてしまった罪業

゛誰にも憎まれぬよう愛されぬよう ただ息をしなさい゛

゛私が怯えた時 叱ってくれる人がいた
今は私が私を罰するしかない
私は誰にも許されるわけにはいかない゛

私が子供だったとき 周囲の大人よりも視えていたことを けして大人は聞いてくれないだろうと諦めた寂しさを思い出し 泣いてしまいました
じゅげむ

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