じゅげむ

オオカミの家のじゅげむのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
4.8
永遠を感じた
ゆるめのバッドトリップ的な

マリアの出口のみえない依存心と
一瞬も同じカットのない
不安定な精神世界を反映した
禍々しく可愛く美しい不調和が気持ち悪い

作品を通して あまりみたくない部分の
自己理解を再認識してしまった
破壊したというより 頭の何処かにしまって
忘れたものを再構築してしまいました

マリアは友人に似ている
哀れで醜くて可哀想なマリア
愛しいマリア ごめんね 可愛いね

しかし私はマリアも豚さんも
自分の支配下に置く気がないし
お世話もしてやらない ペットにもしない
孤独は怖いけど どんなに苦しんでも
自立して生き残って欲しい

あなたはパパやママの労働力じゃない
まずは自分だけの為に生きなさい
それから誰かの為にも生きてみなさい

世界中何処に行ってもあなたが心を開けば
そこはあなたのお家です

あなたはいざとなったらパパを食べていい

飢えが来たらアンとペドロに
自分を食わせる覚悟も持ったらいい

信頼出来る群れはあっていい
与え合って生きるのです
でもそれに何か違和感を感じたら
すぐに飛び出すべきだ
それが私の本能的生存戦略🫶

別に一生そこに居たっていいしね

音楽は光や風 映画や動画は飲み物
漫画は動画と本の中間
じゃあ絵画はなんだろう 芸術は?
本は保存料少なめの保存食
果てしない細胞分裂のような映像をみて
そんな適当なことを思いました。
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