背景知らないとかなりわかりづらかった
ところどころアメリカンニューシネマのような、ハッとする、そういえば映画ってこういう美しい画あってこそだよな、という場面がある
むかしの日本家屋という盤の目を、俳…
ガラスのコップ、扇風機に顔を重ねて撮ったショットが素敵。そして真っ黒か真っ白な画面の余白。逮捕されるところのハイコントラストかっこいい。壁や地面など人間以外のものの極端な強調は煉獄エロイカと変わらず…
>>続きを読む脚本が別役実って知らなかった。剃刀の歯を首に沿わせるカットの危うさ、色っぽさが良い。「人々は厳粛に間違えている」。構図のかっこよさは言わずもがな、とはいえ辛気臭すぎる…延々とシリアス、重苦しい。一柳…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
日本近代批判三部作
❶「エロス+虐殺」
❷「煉獄エロイカ」
❸「戒厳令」
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製作:現代映画社
配給:ATG
3つの中で最もわかりやすかった。
時間軸が一直線だから。
…
吉田喜重監督作品。ATG映画。ちょっと笑っちゃう程、ショットがキマってる。例えば、扇風機の裏から人物を撮ったりしていて、凝りすぎ笑
内容は安田善次郎の刺殺から始まり、北一輝をメインに描かれてい…
およそ80年前。
日本で革命が起ころうとした。
軍の青年皇道派が決起。
国の主要機関を抑えて昭和維新・尊皇討奸をスローガンに革命を起こそうとする、いわゆる2.26事件である。
そのクーデターは結…
【1973年キネマ旬報日本映画ベストテン 第7位】
『鏡の女たち』吉田喜重監督作品。二・二六事件により処刑された北一輝を主人公に描いた歴史ドラマ。
吉田喜重監督はイマイチハマらない監督。そこそこ観…
右翼思想家、北一輝=キリスト伝説?みたいに仕立てた異色の作。三國連太郎がコワモテな北一輝を怪演していてなかなか見ものな作品。🤔
226クーデターにより最後は暗殺される北一輝の顛末をアイロニカルに綴…
これは事前知識が必要だったかな…
話がどうとかよりも手前にものを置いたり、長い道を使ったりと画面の奥行きが綺麗な映画って印象が強かった(最初の瓦越しに見える短刀のシーンが好き)
人の思想の本を読んで…
(別媒体から感想を転記)
2023/06/24
日本近代批判三部作の一作。三国連太郎が北一輝を演じる。アスペクト比の関係で『エロス+虐殺』よりも主張は控えめに見えるが、それでも異常に中心から外れた…