子供の頃に劇場で観て好きだった作品。大人になってから観た方が刺さったし昔より好きかも。ピクサーで一番好きかもしれない。
年齢を重ねて共感できるところが変わったり、保護者目線で少年の可愛さが5割り増ししてた。犬はずっと可愛い。
昔観た時は家が空を飛ぶ夢のある話だな〜くらいに考えていたが、今観るとこれは執着を捨てる物語なんだなと思った。
家には思い出はあれど、本来大切だったのはそこにいた人であって、すべてを敵視して攻撃して執着する物ではない。
カールじいさんはその執着から抜け出す道を行けたが、その執着に囚われて独りになってしまった人物が対の存在として描かれていた。
歳を重ねると身近なものに執着してしまって、後から来る周りすべてが疑わしくなったり、煩わしくなったり、あるよな〜と共感しつつ、私にとってのラッセルやダグを見つけては大切にしていきたいものだと思った。