ちょっと頭の足りない少女・花子への恋心を描いた男はつらいよシリーズ第七作
田中邦衛の存在感が凄すぎる
知的障害の少女がヒロインって
こともあって今までとは異色やった
個人的に可哀想ってのと惨めってので
今までで一番寅さんを見てられへんかった
その不器用な優しさは寅さんの魅力やけどね
さくらの言葉がほんまいつも胸に沁みる
帝国ホテルでお母さんと会った時の
寅さんはみてられへんかったなぁ
そりゃお菊さんが怒るのも分かる
だからこそ櫻がお菊さんに言い過ぎって
怒るところにお菊さん同様胸が熱くなった
やっぱ血が繋がってるだけあって
お母さんと寅さんは似たもの同士やね
交番のやり取り好き
寅さんが帰ってきた時のみんなの
気づかないフリがまじで笑っちゃう
一回入ってフェイントかけたり、
電話で様子見する寅さんが愛らしい
嫉妬なのか過保護なのかは分からへんけど
花子に対する異常な執着がみてられんかった
「俺死んだと思ったか?」
『冗談じゃないわよ』
「死ぬわけねぇよなぁ」
ラストの寅さんとさくらの会話が大好き
「死ぬわけねぇよなぁ」の後の
さくらの安心した笑顔が沁みる