このレビューはネタバレを含みます
「死ぬわけねえよなあ」の顔、寅さんなのか、渥美清なのか、私の顔なのか、私の友達の顔なのか、わからなくなってしまった。なんか、すごく良いシーンだった気がする。
そんなに持ち合わせないのに、花子を青森に帰すために一瞬の迷いもなく財布を差し出し、駅で見送る寅さんをみて、号泣してしまった。
今の世の中には、こんなさっぱりとした熱い優しさがない。しかしどこで落としてしまった優しさなのだろうか。
まだまだ自分は寅さんの優しさから大きくは外れていないんじゃないかと思って、胸を撫で下ろすが、気を引き締めんといかん。
今のところ、シリーズで一番すき。