あさ

トリコロール/赤の愛のあさのレビュー・感想・評価

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)
3.9
え〜シリーズ最後の最後でめっちゃ好きだった。テーマは「博愛」なのにお犬様に優しくない映画。3作の中でもいちばん色が目に留まる赤。信頼、友情、なんと形容したら良いか分からないけれど型にハマらない絆や繋がりにほっこり。

『青の愛』では欧州統合の協奏曲を手掛ける音楽家が出てきたけれど、通貨はまだフラン。EUは1993年に確約されたけど、ユーロになったのは99年だった。うわあ年号全然覚えてない。94年公開のこの映画はまさに揺らぎの時期であったんだろうなと思うし、性別、国籍、世代も異なるキャラクターで描かれるフランス像、実験的で面白いなあと思ったり。赤を見終えて、青を見返したくなった。永遠に終わらんループやん。

「あなたじゃないわ」逆光でサラッと拒絶するシーン好きすぎちゃう。どうでも良いけど、現場目撃のシーンでなんかモザイクが残念だったというかエッ?てなっちゃった。あ〜でもなんか好きだなあ、時間をおいてまた青から見返したい。寒い日に引きこもって見たい。
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