キャットトレイ二ング

トリコロール/赤の愛のキャットトレイ二ングのネタバレレビュー・内容・結末

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

劇場でのヴァランティーヌとジョゼフの会話は、ミューズであるイレーヌとキェシロフスキの最後の挨拶のようだ。

「私の身に何か起こりそうな気がするの。不安だわ。」と言うヴァランティーヌにジョゼフは彼女の手を握り安心させる。

罪を裁く判事と、ヒロインの運命を定める映画監督。
そこに愛や罪悪感はあるのだろうか。

芸術に別れを告げ赤い垂れ幕は落とされる。
荒波に飲まれても作品は生きて輝き続ける。