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冒頭から台詞なしでインストの曲(『ル・ジュエ』のウラジミール・コスマの編曲)がカッコいいな〜と思ってたらそのまま最後まで台詞なし+音楽鳴りっぱなしでたまげた。人に、場所に、歴史あり。群像劇というほどでもなく余白の多い物語。「リリー・マルレーン」も流れてた。先述の冒頭の曲は「J'Attendrais」という二次大戦中に流行った歌のディスコアレンジで、リリー・マルレーンのカウンター的な立ち位置だったとのこと(https://duarbo.air-nifty.com/songs/2019/06/post-ddd6e6.html)。
シネフィルの女性が誰と踊るでもなくあの空間にただ「いる」ことがとても大きいと思ったけど、最後の最後でやっぱり踊りたかったの?ってなるところがほんの少しがっかり。元ナチスがしれっと戻って来れてるのはいいの?傍若無人な巨漢ではなくアフリカ系の米兵が連れて行かれるのはなぜ?ところどころ理不尽な暴力が脈絡なく行われるところはよくわからなかった。