トム

道のトムのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
3.9
●あらすじ
砂浜を歩く若い女性ジェルノミーナ。妹たちが彼女の元へやってきて告げる。
「ローザが死んだんだって」
ジェルノミーナは駆け足で村へ戻る。
旅芸人のザンパノは生活費を渡し、ローザの代わりになるジェルノミーナを連れて行く。

●感想
不器用で暴力的な男、知能はないが純心な女

最初の1時間は街の大道芸の綱のシーン以外は退屈だった。主人公の顔も声も何故か好きになれなかった。ここまでだったら3.0つけてた。

でも後半は一気に好きになれた。主人公にも愛着が湧いてきた。衝撃的な流れになっていき、引き込まれる。イルマットもザンパノのキャラも好きになる。

ラストは切なく、人間臭みがある。
名作だと聞いていたので、納得できた。

誰かしも、良い面と悪い面があるなと思わせられる映画。

テーマ曲が印象に残る。
トム

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