ryothis

道のryothisのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
3.6
メインテーマの曲がいいなぁ。

「道」とはつまりそれぞれの生きる道か?
ジェルソミーナの決断。またはザンパノの決断。綱渡りの人のも含めてもいいよね。そんでそれに付随する苦悩や後悔。もっと言えば何を選び、何をして、または何のために生きるか。
もう1つの見方としては前半は主にジェルソミーナの生きる道(自ら決断することができ、何が自分にとって幸せかを理解する)を描き、後半ではザンパノの生きる道(何を選ぶか、そしてそれに付随する苦悩、後悔)を描いてるっていう風にも見れるかも。
つまりヒッチコックの「サイコ」みたいな感じ。
どっちの見方にしてもそれぞれの生きる道なんだけど、手法というか描く方法が2つの方法で観れるのかなと。

海で終わると言えばトリュフォーの「大人は判ってくれない」が浮かぶけど、この時代の海は何の象徴なんだろう。
この映画においては、ザンパノとジェルソミーナが出会ったのが海だから、海はジェルソミーナを象徴していて、そこで顔を洗うということに意味があるのかもしれないけど。
ryothis

ryothis