neroli

道のneroliのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.3
■粗暴なザンパノが初めて自分の気持ちに気づいた時〜■
 
 
粗暴で女好きなザンパノ。
人の気持ちが分からない人間。 
 
少し知的に低いジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)。
IQ 60〜70ぐらいかな〜
(ピエロメイクがキュート🤡)
  
本当はザンパノから逃げ出したい。 
 
 
 
生きる意味を見出せないジェルソミーナに対しての綱渡り芸人イル・マットの言葉が素晴らしい〜✨
 
「ただの小石でもこの世にあるものは何かの役に立つ」と教えてくれる。
 
 
ジェルソミーナは本当はイル・マットが好きだったんだよね〜
ついていけばよかったのに…なんて思ったり、笑
 
でも、二人(ジェルソミーナとイル・マット)は、ザンパノのことを思って同じ鞘に戻ったんですよね〜
 
 
しかし、二人で逃げ出していてもザンパノに殺されていて、結果は同じだったのかも〜
 
 
自分の心を見ないようにして生きてきたザンパノ。

最後でやっと情緒が出せました〜✨
 
二人に思われて支えられていたんだね〜
 
 
 

■『道』という題名が深い〜■
 
 
自分の進んできた『道』について再認識させられる映画ですよね〜
 
例えば、お金持ちだから人生が豊かになるわけではない。
 
お金儲けばかりに走ると、周りからの愛情を失いかける場合も…。
 
 
自分の人生で一番何が大切なのか、しっかり考えるきっかけとなる映画なのではないでしょうか?
 
 
 
ニーナ・ロータ氏の音楽が頭から離れない〜♪
 
 

■Nino Rota - La Strada♪
 
 
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