抹茶マラカス

道の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
3.1
好きな人物が1人もいなかった。
勿論主軸となるテーマはあまりにも野蛮で不器用な愛を表現できない男の話だとは分かるのだが、姉が死んだから妹買う、とかムカつく相手を殴り殺して合理化と気持ちを1mmも寄せることができないクズ。
愛される対象となるジェルソミーナも色んな人と出会って何度もチャンスがあるのに旅立てない彼女にも同情できない。判断の基準が自分の中ではなく他人にしかないからだ。
かといって殺された彼もただのうざいクズだしなぁ。