かなでっど

道のかなでっどのレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.0
好きな人に好きな映画を尋ねたら、この映画だと答えてくれたので見てみたら髄分と傷をえぐってくる映画だった。

何かを選ぶ度に何かを置いていく自分にとって、ザンパノの最後の後悔が物凄くずっしりと大きな穴をあけた。
ただ、彼に後悔があっても、その選択が正しいか間違ってたかはわからないなとも思った。そして彼は別に何も変わらないだろうとも思った。
人間って多分そんなもんだ。
後悔はずっと後ろに続く付き合わなければならない友だから。
何があっても、色んな選択をして色んな後悔をしながらずっと道を進み続けなければならない。

こんな思いっきり根深い傷をつけるような映画が好きだと言った彼がもっと好きになった。