メイマーツインズ

ザ・タウンのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

ザ・タウン(2010年製作の映画)
3.5
《強盗は家業だ…》

ベン・アフレックが監督・主演のクライム・ドラマ作品
Netflixで再鑑賞。

ボストンのチャールズ・タウンは強盗が多発する荒んだ街。
地元の人間は”タウン〟と呼ぶ…
これは”タウン〟の強盗団の物語。

キャスティングが素晴らしい!まさに適材適所!
特に”ジェム〟を演じるジェレミー・レナーの味のある演技、そして存在感はベン・アフレックより印象に残る…(笑)
【花屋】のボスもキャラが立っていて、見たことあると思ったら”ユージュアル・サスペクツ〟のあの人じゃないか…⁉︎
独特の雰囲気は相変わらずだ…

”タウン〟で親の代から続くプロ強盗団の過去と人間模様が、かなり切ない…
そしてFBI捜査官フローリーの強盗団を追い詰めていく執念が、この物語をより面白くしている

派手な銃撃戦やロマンスもあり、クライム作品としては高い完成度!
あえて苦言を言うとしたら、脚本に甘さがあり、作品から深みを感じないところ…
だから素敵なラストシーンなんだけど、情緒をあまり感じないのが惜しい…

それでもベン・アフレック監督作品では”アルゴ〟や”ゴーン・ベイビー・ゴーン〟に並ぶ秀作です〜