メイマーツインズ

隣人は静かに笑うのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)
3.5
前回レビュー作”アイデンティティ〟と今作はFilmarksでも高評価で、ずっと気になっていて…
知る人ぞ知るサスペンスの傑作と評判の本作。”アイデンティティ〟の流れで観てみよう!
U-NEXTで初鑑賞。

血塗れの子供がゾンビのように歩く冒頭のシーン…
得体の知れない薄気味悪さを漂わせている。
緊迫感で息苦しくなり、二転三転する展開に揺さぶられていく。
確かにスリリングで面白い!

ジェフ・ブリッジスらしい熱量、
ティム・ロビンスらしいクールさが上手く合わさり、この物語のバランスをとる両輪になっている。

ラストへの展開にドキドキさせられるも、かなり出来過ぎ感があるのが残念。衝撃的なラストではあるけれど…。
家族を背景にしてる割には、人間描写が物足りない。イマイチ感情移入ができないのもそのせいかなぁ…🤔
冒頭のシーンもあまり物語の展開には関係ないようで、全体的に余分な演出が目立つ。
どうしても”アイデンティティ〟の後だから辛口になってしまう。観る順番間違えたかな…(苦笑)

サスペンスとしては十分楽しめますが、名作を観た後のような余韻が残らない作品でした…