このレビューはネタバレを含みます
やっぱりフランソワ・オゾン監督の作品が好き…。。
夫婦旅行の最中に突然失踪した夫、それを受け止めきれない妻。失踪した事実は消えないまま、彼女の日常は続いていく。
いなくなったこと自体をなかったことにしながら夫がいるかのように生活する彼女が、とても不思議だった。怖いとか心配とかではなく不思議だった。
とても自然に夫にプレゼントを買い、とても自然に夫の話をして、家の中でもとても自然に夫と会話をする。
シャーロット・ランプリングがとても魅力的でミステリアスな女性を演じています。
夫と愛人の不思議なベッドシーンは奇妙なのにとても美しかった。
夫の真相に向き合い、1度受け止めた後でも、彼女はまた夫の元に帰っていったのではないかなあと思うラストでした。