中学のとき
のちに多摩美術大学に入学する
芸術センス高い友人と
劇場に観に行ったんですよ。
ナウシカや
ラピュタの世界観を求めていたので
正直がっかりしてしまって。
「すごくよかったね！」
と興奮される傍らで
良さがわからなかった、と素直に言えず
なんとなく合わせてしまった
苦い思い出がある作品です（笑）
43歳になった今
改めて観てみて
また違った意味で微妙な感じかなあ。
中3の月島雫が
本の貸し出しカードを縁に
同級生の男子と出会い
恋をして、進路に悩んで、
自分の夢を探っていく成長譚。
絵がすごくいいのは
今ようやく掴めたような気がするんですが
これをジブリで観たいか？と言われると
あたしの好きな路線じゃないんだろうな（笑）
雫にとっての大冒険のその先に
もう少しだけ
非現実で魔法みたいな夢が見たいと思うのかも。
中学生の
あの独特の甘酸っぱさや
真っ直ぐで青々しい反抗なんかは
親近感を添えて
とてもよく表現されていると思います。
