LaserCats

ラザレスク氏の最期のLaserCatsのレビュー・感想・評価

ラザレスク氏の最期(2005年製作の映画)
3.8
21世紀の傑作ランキングで上位に見かけて気になっていた作品。
難病ものなら、衰えゆくラザレスク氏と周りを囲む友人家族のドラマなのかなと思いきや、全然違った。
まず、ラザレスク氏が全然好人物ではないし、呼んでも来ない救急車がやっと来たかと思えば、以降はずっと医療現場の理不尽さをこれでもかというほど見せつけられるので、フィクションとはいえど、幻滅に近い気分にさせられた。
でも最後まで飽きずに観てしまったので、それだけ面白い映画ではあった。
実際に、やたらと見下してくるお医者さんに当たることもたまにあるけど、何でそんな態度しか出来ないのかなって思う。お医者さんに限らず、無駄にプライドを高くしてストレスを与え回っても、誰の得にもならないし、非効率的だと思う。
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