マーくんパパ

顔役のマーくんパパのレビュー・感想・評価

顔役(1965年製作の映画)
3.4
関東近郊の漁場大規模埋立の整地権をめぐり関東ヤクザ組織と東京進出を目論む関西ヤクザ組織が対立、落札した関東では現場責任者に幹部鶴田浩二を任命したが本来は職を失った漁師のための酪農用地にする筈が彼の知らない所で草も育たない土壌搬入で宅地開発し一儲け企む上層部の思惑が判明し、硬化した元ヤクザで地元の顔役漁業長とも板挟みになる。血気盛んな鶴田の弟分高倉健が恐喝で混乱に拍車をかけたことから弟分高倉と相撃ちで落とし前つける事に…。鶴田の妻に佐久間良子、健さんの昔の恋人三田佳子、待田京介の想い人に藤純子と彩り添えて利権絡みの抗争はありそうでリアルな設定だが、任侠スターの2人にピストルとギャングはちと似合わない。