高橋典幸

ジャック・ドゥミの少年期の高橋典幸のレビュー・感想・評価

ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)
4.5
良かったぁ...。ほんとに良かったぁ。アニエス・ヴァルダさんが死期の近づいた夫ジャック・ドゥミさんの少年期を、ドラマ仕立てに描き、ジャック・ドゥミ監督作品の名シーンとご本人のインタビューを織り交ぜて描いた作品。妻アニエス・ヴァルダさんの夫ジャック・ドゥミさんへの尊敬と想いが溢れた何とも優しい作品。本作を鑑賞するにあたり、ジャック・ドゥミ監督・脚本の長編映画第1作「ローラ」(1961)、第2作「天使の入江」(1963)を事前に鑑賞して臨みました。その2作の名シーンがスクリーン一杯に映し出された時、痺れました。少年期の逸話に合わせて差し挟む愛情を感じる編集、脚本。事前に手に入れた1992発行の劇場パンフレットを読んで余韻に浸っています。これから、ジャック・ドゥミ監督作品の映画「シェルブールの雨傘」(1963)、映画「ロシュフォールの恋人たち」(1966)、映画「ロバと王女」(1970)、映画「モン・パリ」(1973)を観ます。映画「ジャック・ドゥミの少年期」(1992)良かったぁ。
高橋典幸

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