へちまびと

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスのへちまびとのレビュー・感想・評価

3.0
おれは3歳くらいからVHS録画の金曜ロードショースターウォーズ4,5,6をテープが擦り切れるまで見て育った。

だからスターウォーズには特別な思い入れがある。
面白い、面白くないとかいう冷静な判断などできるはずもない。もはや身体の一部なのだ。

スターウォーズは初期3部作が出来てから長らく続編が作られなかった。その間SWファンは小説やコミックなどの傍系コンテンツで楽しむしかなかった。

Ep1は、前作から実に16年ぶりの新作だった。
SWは古典で、基本的には当時を知るオッサンたちのものだった。オッサンの群衆に時々小さい子が混じっている、それがSWファンの構成だったのだ。

それが一気に新作映画として若返り、SWは現在進行形のコンテンツに変貌した。
もはや古典ではなくなった。この興奮はすごかった。Ep1の出来不出来とかそういう話じゃないのだ。俺は劇場で2回見た。

ジョージルーカスの作ったSWの世界が再び動き出した。そのムーブメントの最先端をリアルタイムで今、経験している。そういう感動である。SWがオッサンではなく自分たちのものになったのだ。

俺はこの一連のムーブメントを高校生のときに体験した。
青春の一部と言っていいだろう。

何度も繰り返すようだが、これは、面白い、面白くないじゃないんだ。
小さい頃から待ちわびていた、公式の新作なんだ。
おれにはこれしかないんだ!だからこれがいちばんいいんだ!