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夕陽に立つ保安官のodyssのレビュー・感想・評価

夕陽に立つ保安官(1968年製作の映画)
3.5
【姉妹編よりこちら】

BSにて。
姉妹編として後から作られた『地平線から来た男』を先に鑑賞したのですが、やはり最初に作られたこちらのほうがよくできていますね。

どちらもゆるい西部劇という点では共通しているし、主要な役者も同じなんですが(ただし物語としては続いていない)、なぜこちらのほうがいいかというと、西部劇の王道を行っているからです。

つまり、西部の町にどこかからふらりとやってきた男が実は凄腕のガンマンで、やがて町の保安官になり、町民に怖れられていたヤクザな一家と対決して町に平和を取り戻し、なおかつ美女と結ばれる……という、平凡だけど「西部劇はこうじゃなくちゃ」と言いたくなる筋書きになっているからです。

この映画はそれがユーモラスな展開で進行するところがいい。鉄格子のない(まだ製品が届いていない)牢屋とか。

一つ難点があるとすれば、ヒロインの美貌がイマイチなこと。
この点は、姉妹編の『地平線から来た男』のほうが優れていました。
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