ラピュタ阿佐ヶ谷で鑑賞。

女子高医シリーズ第二作。
高橋二三脚本は続投、演出は帯盛監督に交代しタイトルバックから実にシャープでテンポ良。
今回は医師が刺青の少女を探す探偵モノで、この辺りの扇情的なフックからヒューマンへの落とし方は高橋脚本、変わらず見事。

見所は藤木孝も登場する南美川さんとライバルのゴーゴーダンス対決！
見事なおみ足でお立ち台で踊りまくる南美川さんがキュート過ぎて、先生じゃなくても処女を守る会に入会必至。
渥美マリも既に軟体生物序章という感じで、お馴染み藤村有弘扮するアングラ画家をたらし込む。

それにしても、弓削監督に連れて行かれて見学しただけにしては南美川さんのゴーゴーは見事過ぎ。器用な人なんだろうな。藤木孝の振りをすぐにコピる件とか。すごいっす。

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高橋二三の脚本を帯盛迪彦が監督した、「ある女子高行医の記録」シリーズ2作目。帶盛の監督デビュー作だが、後に関根恵子の「高校生ブルース」などを一手に引き受けるようになる。本作は、売春容疑をかけられた生徒、南美川洋子 八代順子 渥美マリらを調べることになった学校医だが。

大映の青春路線を牽引した帯盛迪彦監督の初期秀作の一本を久しぶりに再見。南美川洋子の踊り屋、八代順子の深夜放送DJ、渥美マリのモデル屋、水木正子のステッキ屋をオムニバス風に福田豊士の女子校医が追跡し、売春未遂事件の無実を晴らす。開放感溢れる昭和元禄の新宿最新風俗描写が鮮やかに甦る、ちょっとエロチックで案外清楚で御機嫌な女子高生が闊歩する素敵な映画。御意見無用の刺青ごっこや、金子信雄、藤村有弘等日活俳優も早くも登場でダチニチに向かう様相。女優受難の時代でなければ、もっと活躍出来たであろう彼女達に拍手👏