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憂鬱な楽園のsnatchのレビュー・感想・評価

憂鬱な楽園(1996年製作の映画)
3.6
「凱里ブルース」のノーヘルバイクシーン🏍よかったなあと思いながら、このジャケットも🤩なので観てみました。
私の大好きな監督の作品です。引き込まれる電車とレール、トンネルから始まって、おお、これも心にすっと入り込む✨ホウ・シャオシェン映画✨かなと思いきや、全然違った😶
映画全体を包むこのグダグダどんより感…いや、下っ端中年ヤクザの現実としてはリアルなのか。素人も大勢いると思いますが、カメラが回っていること完全に忘れている人達そのへんの空気、濁った生活感…好きです…
この監督の特徴である長回しの良さは出ている。というか、長回ししかしないぞーみたいな映画になっている。気が散って観ているとつまらない映画かもしれないが、じっくり集中して見ていると、感情が濃く積もり積もってきて主人公のガオさんにすっかり傾倒していた。
背は低いけれど渋くて芯が通っていて、さらに器用でキレイ好きで、そしてチンピラの弟分を見捨てずに恋人には真っ直ぐで😍…だからうだつが上がらないのか😅一生、あんたは憂鬱な楽園止まり⁉︎🌴
ラストはまさか…で終わり😆音楽も喜劇みたいだった‼︎
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