トレインスポッティングの南半球のレビュー・感想・評価

ファッションも音楽も撮り方もかっこいい。スコットランド訛りの英語が何とも味わい深い。岩井俊二の「ピクニック」（1996）などで薬物による幻覚の描写があったのを思い出した。当人たちにとっては地獄だろうけどああいうシュールでポエティックな描写はもっと見てみたいしもっと試みられるべきと思う。海外だとけっこう今でも日常茶飯事な中毒者の描写は、何も知らない思春期に見たらもっとショッキングだったろうな。まともに社会に適応しようとした時に限ってにこういう映画を見てしまう。