KUSUYAMA

トレインスポッティングのKUSUYAMAのネタバレレビュー・内容・結末

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー ★★★★
演技 ★★★★★
音楽 ★★★★★★★
撮影・デザイン ★★★★★

『ビタミンCが違法ならやってた』
を始め、クソかっこいいセリフの数々

1990年代の映画で撮影技術が稚拙が故に妄想と現実のシーンが連続的で明確な違いが見出されず、鑑賞者もヘロイン中毒の世界観に浸かる感覚があって面白い。この時代の作品ならではという感じ。

ユアンマクレガーのコンバースの履き方、スーツの着方と一周回って現代的で最近cluelとかに載ってるファッションを感じる。こちらも古いものが一周回って新しく感じられて面白い。

ケリーマクドナルドにこんなにどエロい少女時代があったのは驚き。物語の中でたいした存在感があるわけでもないが幼いのにとにかくくそセクシーで惹かれる。

撮り方としては序盤の3人の同時刻の行動を並列で映す場面の切り替えがポップ。

BGMがどれも抜群でアガる。

ユアンマクレガーとエミネム、目つきがサイコですごく似てるように感じる。ウェスベンドリーもこの系統。イケメンサイコ坊主。スキンヘッドじゃなくて坊主。

ワルが更生できずに戻ってきてしまうところがオレンジと通じるところがあるし、イギリスで社会現象になったところも共通して面白い。撮影の手法とか美術のセンスを見てもキューブリックの、時計じかけのオレンジの、影響下で出来た作品だなとひしひしと感じる。




汚いのだけ勘弁してほしい。
KUSUYAMA

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