皆が観てるから観たく無いと言う何とも捻くれた思考から敬遠してたんですが、ふと思いたち鑑賞。
当時の世相を反映した内容。HIVは今でこそあまり騒がれなくなりましたが、当時は凄かったのかな、、、
レントンの坊主がカッコいいし、ベグビーの最初のバーでのデニムジャケットのスタイルも良い。
最初のバーのシーンでトラヴィスの壁画が出てきたのにテンションが上がった。
スコットランドに住むレントン、シックボーイ、スパッド、ベグビー、トミーの5人はそれぞれドラッグや酒や趣味のサッカーで繋がっている。毎日同じ事の繰り返しで、鬱屈した退屈な日々を送る。
特にレントンは重度の薬物依存でこのままではダメだとドラッグを断とうと試みる。
自分に足りない物は女性だと悟り、ある夜にバーで見かけたダイアンに声を掛ける。
そのダイアンが未成年と知らず関係を持った事に自己嫌悪に陥ったり更にドラッグに手を染めてしまう。悪い事は重なり、ドラッグに夢中になり過ぎて仲間の赤ちゃんが亡くなってしまう。
さながら、ACのCMの様な目も当てられない状況。
その事が、更に輪をかけてドラッグにのめり込んで行く。
もう所構わず、ありとあらゆるドラッグを使い終いには強盗、詐欺、カルテを盗んでコピーして売るなど思い付く限りの事は何でもやる。
そうした日々が続く訳でも無く、、、
ドラッグムービーはあまり観てなくて「ラスベガスをやっつけろ」以来鑑賞。
「ラスベガスをやっつけろ」は個人的にはバカだな〜くらいの軽い気持ちで観れましたが、これはリアル。人ってこんなに簡単に堕落してく行くんだと言うのをまざまざと見せつけられた感じがしました。
あのシーンではリアル過ぎて息が詰まりました。
小学生の頃、嫌と言うほど「薬物は怖い」と言うビデオを観せられましたが本当に良かったと思う。
あと、ダイアンが可愛い！
音楽もプライマルスクリーム、イギーポップ、ブラー、ブライアンイーノと最高！
"ドラッグ！ダメ！ゼッタイ！"
「歳を取るとクソだってことか？それが真理か？」
「一目瞭然だ。」
