桔梗F

虹の女神 Rainbow Songの桔梗Fのレビュー・感想・評価

虹の女神 Rainbow Song(2006年製作の映画)
4.6
高倉健並に不器用女子(上野樹里)と
ナマコ並に鈍感男子(市原隼人)の切ない恋物語(。´Д⊂)

死ぬ死ぬ系恋愛邦画は嫌いですが、こちらは大好きです(*´-`)

映画出だしで、既に死ぬとこからスタートするから(-_-;)
どっちが?とは言いません。

よって、もう主要キャラが死んでるので、死の別れもなく感動もなさそうですが…

泣きました( ;∀;)ラストは限界です…
いったい終盤何が?それはヒミツ(*/ω\*)

脚本に岩井俊二がペンネーム(網野酸)で参加してることもあり、「ラブレター」風な岩井監督タッチな雰囲気。

仕事でドジばかりする鈍感市原と男勝りで素直じゃない上野の青春恋愛ストーリー。

とは言っても、市原が好きだけど伝えられない上野と微塵も女子の恋心に気づきもしない市原なので、劇中、恋愛までは発展しません。

付き合うとかの前に上野はアメリカに留学してしまうので…

内容を知らずに観た方が楽しめるので、あらすじにはこれ以上触れません。

この映画の素晴らしい点は…
・二人の人物描写の見事さ
特に片想いするけど、伝えられない上野樹里に萌えます(*/ω\*)

余談ですが、上野樹里がもっとも輝いたのは「ジョゼと虎と魚たち」のビッチ役!

市原隼人は映画途中、あまりの鈍感さに観客は「チネ!」と思うでしょう(´д`|||)
恋心を知らぬとは言え、最低なことばかりします(*´-`)

上野樹里の盲目の妹役・蒼井優、市原隼人が好きな酒井若菜など脇役も○

唯一、メンヘラ役の相田翔子の存在意義だけが謎です(-_-;)

・上野樹里の想いを劇中映画で表現
直接的に上野樹里が市原を好きだというシーンがないので、学生時代に二人主演で撮った短編映画で上野の気持ちを観客に伝えます(。´Д⊂)

劇中劇では恋人同士でチューもあり。

そして、ラスト!
「ラブレターの代筆」を読んだあなたはもう涙が止まらなくなるでしょう(;_;)

種ともこの映画タイトルともなった曲つきエンドロールで、切なさとロマンティックが止まりません!
※C-C-Bではない
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