にこたま

アメリカン・ビューティーのにこたまのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

まさかこんな映画だとは思わなかった。タイトルやエンディングの主人公の独白を思えば何とも深い話だった。かいつまんでしまうと、ちょっと主題としてはありきたりだったが。
資本主義社会で良識的で平均的な奴隷として平凡に生きてきたら(近所に住む幸せそうなゲイカップルやおそらくリッキーも彼らの対比となっている)、ついに心を無くしてしまって家族ともギスギス、自分の人生もつまらないというカサカサ民になってしまった主人公だったが死ぬ前に生や心や家族への思いを取り戻せるという話だった。ストーリーが素晴らしく、展開が読めないエピソードがビシビシやってきて飽きさせない。
本当に面白かった…そしてなんと驚くべきことに、1番闇が深かったのが実は隣のおじさんだったというオチで…!!!切ない!!こういう人は腐女子のBL崇拝文化のある日本に来て自己肯定感上げて癒されて欲しい!!本当に!
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