げ

アメリカン・ビューティーのげのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

娘の友だちに恋する中年オヤジが気持ち悪すぎて変なことしないでくれとハラハラしながら序盤を見てた。2つの家族は毒親で最低だった。でも正直しんどい内容なのにおもしろおかしく笑えるようにしてくれて助かった。おかげで序盤で諦めずに全部見れた。
中盤からリッキーが最高すぎて完全に推しになった。美しいものを見る繊細な感性が虜にさせた。完全にサイコなやばいやつだけど、中身は純粋な大人びいた少年だった。これは惹かれてしまう…
リッキーとジェーンカップルはめちゃくちゃ美しかったし、毒親を持つ2人同士本当に運命の出会いだし、駆け落ちする時にリッキーが「君は普通だからわからない」みたいなことを言うの、つらくて儚くて良かった…
アンジェラはせっかく不自由なく完璧に育ってきたんだから、自分を汚さずにステキな年相応なカレピで処女を捨てて欲しい…レスターも、アンジェラが処女と聞いて興奮するような変態性癖じゃなくて安心した…ただただ娘の幸せを願える父親になれてよかったね…美少女の処女は世界を救う…
大佐は…なんというか「普通」に縛られて可哀想だった。本当は同性愛者だったのかな?それを自分は隠してきて仮面夫婦になったのに、息子も自分のような同性愛者になってしまったと、「普通」に縛られて自分と息子と息子の相手全てを憎んでしまったのかな…
息子を追い出して、息子をたぶらかした男を殺してやろうなんて普通じゃないし、結局は早とちりだった。1番かわいそうな人だった。自分も恋愛対象をオープンに出来ていればこんな悲劇起きなかったのかもしれないね。。でも、それはレスターも一緒だね。。
新しい時代を生きる子どもたちは親に縛られず自由に生きてほしいっていうメッセージがあるように感じて、良い映画だったな~~
あと、レスターのアンジェラとの妄想シーンはどこも音楽と映像が力が入っていてすごいよかった!
げ