xavier

恋におちたシェイクスピアのxavierのレビュー・感想・評価

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)
3.6
名作の裏に隠されたロマンス…
16世紀末のロンドン。人気劇作家のシェイクスピアはスランプに陥っていた。ある日彼の新作のオーディションにトマスと名乗る若者がやって来る。実はトマスは裕福な商人の娘ヴァイオラが女人禁制の舞台に立つために男装した姿だった。逃げるように去ったトマスの後を追って商人の屋敷に潜り込んだシェイクスピアは、そこでヴァイオラと出会い恋に落ちるが彼女は既に親によって決められた婚約者がいた…
ストーリーはこんな感じ。
シェイクスピアの名作"ロミオとジュリエット"が舞台劇になるまでの過程のお話。
グウィネス・パルトロウが演じたヴァイオラ("十二夜"の登場人物)以外は、大体実在した人物らしい。

ストーリーとしてはあまり面白みはないと感じたかな、個人的には(でもアカデミー最優秀作品賞を獲ってるんだけどね)
ラブストーリーパートなんか在り来りだし
でも、見入っちゃたんだなぁ、これが。
何故なんだろう?と思ったんだけど、出てくる人物のキャラが立ってるからなのかもね。シェイクスピアを演じたジョセフ・ファインズも良かったんだけど、何と言ってもグウィネス・パルトロウが演じたヴァイオラが良いんだわ。美人でセクシーなところも良いんだけど、そこに崇高さを感じさせる佇まい、ありゃシェイクスピアじゃなくても好きになるわ。

それになんだろうね、余りにも豪華な面々
ジェフリー・ラッシュはいるわ、コリン・ファースはいるわ、気付けばベン・アフレックまで…演技合戦凄かったわ。
だから話が良ければ、もっと……
そこは残念だったかな。
xavier

xavier