初めて観たのは大学生の頃だっただろうか。それから、2回、いや3回ほど観ている。
主人公のふたりが惹かれ合いながらも身分の違いによって引き裂かれていく境遇。そこに『ロミオとジュリエット』の物語が交錯し、重なり合っていくという見事な脚本。
可憐だが芯の強さを感じさせるグウィネス・パルトローの美しさ。顔から火が出るような恥ずかしい台詞を、自然体でかつ情熱的に語ることができるジョセフ・ファインズの存在感。
映像自体が美しいのはもちろんだが、物語すべてが美しく、そして胸を締め付ける。きっと、これからも数年おきに観たくなるだろう作品。