Jumblesoul

ザ・コミットメンツのJumblesoulのレビュー・感想・評価

ザ・コミットメンツ(1991年製作の映画)
4.0
今は無い地元の映画街で最後に残った単館にて観て以来の、約30年ぶりの再鑑賞。懐かしい。
ダブリンの労働者の若者たちによるアマチュアR&Bコピーバンドの誕生から消滅までを描いたもので、ユニークなのがバンドメンバーではなく、マネージャーを主人公にしたこと。今時の音楽映画みたいに大成功するわけでもなく、最後はあっけなく喧嘩別れというのも面白い。
以前アラン・パーカー監督が作った『フェーム』のバンド版かと思って観たら、いい意味で裏切られたという感じ。
この作品で一番好きなシーンが、バンド結成したての頃のマーサ&バンデラスの「ノーウェア・トゥ・ラン」を各自が仕事中に練習するところ。ライブ・シーンでのオーティスの「テンダネス」もいい。
ジョー・コッカーにソックリな歌い方のデコ役アンドリュー・ストロングは、この後プロ歌手にならなかったのが不思議な位の実力がある。
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