「ミッドサマー」の元ネタとなった作品として有名な「ウィッカーマン」
、と思って身構えて観ると、拍子抜けするかも。
意外と軽めでほんわかと軽めに物語が進んで行く。
ゴア描写も無く、寧ろエロ描写の方が強い。イングランド本土の貞操観念・倫理観が通じない風土で享楽的に暮らす人々。そこではある種のユートピアが形成されている。
更に「ミッドサマー」と比較すると古代北欧神話を信仰する土地ではなく、こちらは古代ケルト信仰。
ゲルマン民族がヨーロッパ大陸から大移動してキリスト教が根付く前の古代ケルト信仰。
豊作祈願のお祭りでは仮装行列に混じって、
バグパイプやスカートを履いた男性（スコットランドの伝統文化）。
ケルト文化へのノスタルジーと、ブリテン島を制圧したゲルマン民族に対する古代からの復讐心、反骨心を感じたのだけれど、真意はどうなのだろうか。
