ROY

フォーリング・ダウンのROYのレビュー・感想・評価

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)
5.0
GOING GOING HOME

ダグラス落ち着くんだ

逆切れ界のわらしべ長者

■STORY
1991年6月12日、ロサンゼルス。朝のラッシュアワーの中、ウィリアム・フォスター(通称“D-FENCE”)は急に平常心を失い、高速道路の真ん中に自分の車を乗り捨ててその場を去る。そのまま彼は徒歩で西に向かうが、途中で遭遇した人々とケンカや銃撃戦になるなど、騒動を起こし続ける。警察のマーティン刑事は”D-FENCE”がどこに向かうかを予測しながらあとを追うが、彼は別れた妻と子どもが住むベニスビーチに向かっていた。

■NOTES
バット→ナイフ→銃→バズーカ

『フォーン・ブース』と同じ監督だったのか。徐々に不可避な状態へと追い込まれる様子を描くのがとてもうまい。思い返せば、そんないい事してなかった描写も共通する。今回は社会風刺系だった。

「London Bridge Is Falling Down」

短気と気長

1990年代、東西冷戦が終結した時代。我が国はバブル景気に狂乱状態でしたが、かの国は、湾岸戦争直後であり、失業率の増大、移民の大量流入、日本を始めアジア勢の経済的台頭等で、ネオナチ思想が復興したり、ストリート犯罪が増大したり、また、コソボ等の海外派兵で、「双子の赤字」を抱え、一般市民の生活感が一層悪化していた。

「マイケル・ダグラスは軍需企業で設計の仕事をしていたが、冷戦終了後の軍縮で、会社の業績は急降下し、挙句に解雇された30代後半の男性役だった」(『Ameba』のEagle-eyedさんのブログから抜粋)

ぜひ『YouTube』で淀川長治さんの解説も

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